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ピラティスで一番重要「腹横筋」

ピラティスで一番意識して欲しいのは、身体の一番奥の内臓の近くにある「腹横筋」です。ピラティスのエクササイズ中は常に「腹横筋」を使います。この筋肉は内臓を支えて、お腹を引っ込める役割があります。また、背骨を支える腹巻のような役割もあるので、腰痛持ちの方にもとても重要な筋肉となってきます。くしゃみ、咳をするときに「ぎゅっ」と縮まって内臓を保護してくれるのです。
ぽっこりお腹が目立っていたり、ビール腹の方はこの腹横筋が弱くなり、伸びて垂れ下がってしまっていることが非常に多いです。また、産後の女性で骨盤が開き内蔵が下垂(下がってくる)してしまっている方も腹横筋を鍛えてあげる必要があります。
さて、この腹横筋は身体の奥の方とはいったいどこにあるのでしょうか??おへそに手を当てて喉の奥で咳払いをしてみましょう。この時に、手で触っているお腹の表面ではなく内側で内臓を「ぎゅっ」と強く包むような感覚があるのがお分かりでしょうか?それが腹横筋です。
ピラティスのエクササイズでは常にその咳払いをした状態のように、腹横筋を縮めておきます。慣れてくると力の入れ方がわかってくるので、スムーズに腹横筋を使うことができますが、始めのうちはエクササイズの最初に姿勢を整えた時に小さな咳払いをして確認してみても良いかもしれませんね。

ピラティスと腹筋

ピラティスと腹筋

ピラティスで常に意識していくのがお腹「腹筋」です。私達のお腹は4つの腹筋群からできています。
まずは一番外側にあり、腹筋が6個に割れた。ということがありますよね。その筋肉は「腹直筋」といいます。次にウエスト部分のくびれを支えていて腹直筋の下にあるのが「外腹斜筋」と「内腹斜筋」です。更にその奥、一番身体の中心に近いところにあるのが「腹横筋」です。
ピラティスではこの内臓を包むようにして重なっている4つの腹筋群を使います。
これらとは逆にピラティスではできるだけ、使わないようにするのが上半身と下半身を繋げている「腸腰筋」です。エクササイズによっては、まったく使わないことはありませんが「腸腰筋」を使うと動作に反動をつけて、本来使われなければいけない内側の筋肉ではなく、外側の筋肉を多く使いがちになってしまうからです。
腹筋群の中でも一番奥にある「腹横筋」を意識して使っていきましょう。そうすることで、ウエストを内側から引き締めてくれます。毎日、頭を起こして腹筋運動をしているのになかなかウエストが細くならない・・・という方は、何重になっている腹筋群の一番上だけを引き締めて、奥はゆるゆるのままなのかもしれません。

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