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やせ体質をつくる「筋力トレーニング」

 筋力トレーニングとは関節を動かして筋肉を伸び縮みさせたり、筋肉に一定の緊張を与えたりすることによって、筋力を増やしていくトレーニングです。
 筋肉を増やし、基礎代謝を上げていくには有酸素運動ではなく筋力トレーニングが有効です。筋肉量を増やし、基礎代謝を上げることで「太りにくい、痩せやすい身体」を作ることができます。
 筋肉は筋力トレーニングを行うことで、筋肉に小さな傷がつきます。その傷が回復することで筋肉は増えていくのです。骨折や引っかき傷でミミズ腫れの経験はあるでしょうか??身体は傷が再生する時、傷つく前よりも骨が太くなったり、皮膚が厚くなったり、固くなったりして治ります。同じ傷には耐えられるように再生するのです。筋肉も同じです。筋力トレーニングで傷付いた筋肉はそれに次は耐えられるように太く、強く回復します。この回復時間が24~48時間といわれています。そのため、ハードな筋力トレーニングは1~2日程度時間を空けた方が効果的です。この時間を空けないと、疲労だけが溜まってしまい逆効果です。
 ピラティスのエクササイズはひとつずつ独立させて考えると、それは低強度の筋力トレーニングになります。常に腹筋を意識して力を入れ、肩や股関節などを動かしていくからです。そのため、ピラティスにはハードな動きや重い物を持つ事はありませんが十分に筋肉をつけていくことができるのです。

「超回復」を繰り返して身体を変える

「超回復」を繰り返して身体を変える

 超回復とは筋肉を増やしていく為に必要不可欠なことです。筋肉をつけるには「運動」「栄養」「休養」の3つが必要です。どれか一つ欠けても、健康な筋肉を手に入れることはできません。
 まず、筋力トレーニングをする前の筋肉状態を「0」としましょう。筋力トレーニングを行うと筋肉に小さな傷がついて一度筋力レベルは下がります。これを「-5」としましょう。
 筋肉についた小さな傷を治すために、筋肉の材料であるタンパク質が必要となります。これはお肉や大豆に多く含まれているものです。サプリメントではプロテインと呼ばれるものです。
筋力トレーニングで「-5」になっていた筋力が食事をして栄養を摂ることで「0」に戻ってきます。
 次が大切です。更に回復させていくためには、ここで24~48時間の休養が必要です。栄養をとった状態で休養をとることで、筋力レベルは「0」から「5」まで一気にあがります。次に筋力トレーニングをするときにはスタートが「5」トレーニングをして「3」まで下がる。栄養と休養をとって「8」になる・・・といった具合に上がったり、下がったりを繰り返しながら少しずつ右肩上がりに筋力レベルは上がっていきます。
 逆に超回復を行わないと「0」からスタート。「-5」になって「0」まではもどったとしても、時間を空けずにトレーニングをしてしまうと・・・「0」からスタートして更に疲労が溜まっていますから「-6」「-7」と、どんどん筋力レベルは下がっていく一方です。
 この超回復を繰り返して、身体を変えていくのに新しい身体に生まれ変わるのに大体2~3ヶ月かかります。そのため筋力トレーニングを週に3日行って、大体3ヶ月後ぐらいに効果が現れてくると思って運動を続けていきましょう。そこで止めてしまえば、身体の変化もそこでストップしてしまいます。まさに「継続は力なり」週に1日でも継続していけば必ず効果は出てきます。ご自分のペースで、できることを無理のない範囲で続けていきましょう。

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